今日のお勧め品

以下、今巻の結論を含むネタバレとなっておりますので、読む際はご注意を。
今回は個人的には素晴らしい話だと思います。ただ、あそこでお預けをくらうのはかなり精神的に苦しいものがあります。突発本をとても作りたい気もするのですが、ネタが思い浮かばないくらい凄いです。何が凄いって、瞳子の「私を祐巳さまに妹にしていただけませんか」発言ですよ。その間の悶々とした時間もなかなかいいのですが、なによりも愛されすぎている瞳子が可愛い!祥子からライバル宣言されたり、乃梨子にも思ってもらえて……これでスールにならなかったらかなり今野先生の精神を疑います。そして、今回は紅薔薇以外にも意外なところで色々なキャラが登場していますねー。桂さん、名前は出てきませんが鵜沢美冬、そして思いの外大活躍の田沼ちさと。細川可南子有馬菜々がまったくでてこないのが若干気にかかりましたが、現役学生ほぼオールスターですよ。桂さんを忘れてなかった今野先生はさすが。個人的に一番好きなシーンは、まぁ最後のシーンを除きますと、乃梨子聖さまに対する発言と、やはり令さまのシーンでしょうか。なにか、しばらく活躍してないなぁと思ったらさらにぶっ飛んだキャラになって帰ってきてくれましたね。これは明らかに同人的な影響を受けていますよ。「私はマゾか」発言に始まり、何故かパワーアップしてる由乃スキスキっぷり。色々と常軌を逸してます。でも、田沼ちさとでのてこ入れもあり、今後は黄薔薇も面白い展開になってきそうですよねー。まぁとにかくこの巻は色々な意味で凄かった……未読の方がいるのでしたら早く読んでくださいよ!