今日のお勧め品

李小龍ことブルース・リーの作りかけの作品です。これを撮っている途中に彼は死んでしまい、あとを引き継いで別の人がそっくりさんを使って無理矢理ストーリーをつけて完成(?)させたものです。最後の格闘シーンだけが本物のブルース・リーが使われているところです。話は、ドラゴンへの道撮影終了時、ラストシーンでブルース・リー(作中ではビリー・ロー)が暗殺されるところから始まります。葬儀まで盛大に行い、彼は死んだかのように思えたのですが、実は生きていて、自分を殺した国際組織に復讐をしにいきます。途中、どうでもいい偽リーが戦うシーンが入ります。そして、有名な黄色に黒のラインが入ったスーツを着て、リーは塔へと赴きます。ここからが本物です。ここであの有名な巨人との戦いが行われます。
オチもちゃんと着かない未完成品ですが、ブルース・リー最後の格闘シーンとなるであろうものなので、抑えておくだけ損ではありません。
私は、恐らく彼のことを人生の師だと思っている人間の数多くのうちの一人です。そして恐らく、人生の師と仰いでおきながら彼のことを一番知らない人間でしょう。ただ、私は彼の戦っている姿が好きで、その姿に心燃やします。ただ、それだけで彼のことを師と呼びます。名台詞も人伝に聞いたことはあっても、本人が言っている、もしくは書いたものを見たことはありません。それでも、師と仰ぎます。ただ単純に男として憧れて、その憧れの衝動に任せて強くなりたいと。今の世の中じゃ肉体的に強いことなんてなんの意味もないけれど、それでも、強さに憧れます。ブルース・リーは、私が求める強さを持っている、そんな気がするので、私は彼に惹かれています。
そんな感じです。あまり深くは語れませんが、それだけで尊敬というのは充分なのではないでしょうか?