アイン

今日はあえて技ではなく、キャラクターを紹介したいと思います。実は、北斗の拳中で私の一番好きなキャラです。彼は賞金稼ぎで、使う武術は特になし。いわゆるケンカ拳法というやつですね。賞金を稼ぐ理由は、娘のため。賞金目当てでケンシロウに戦いを挑むも敗北。その後、ケンシロウについていくことに。改心したアインはバットとともに都市を制圧していき、ついには天帝救出の手助けをすることに。
とにかく、死に際がカッコいい!!天帝が幽閉されている地下に落とされたアインは、地上で戦っているケンシロウとファルコの戦いを止めるため、皆を助け出すために地下水脈を掘り起こそうと、皆を助けるために岩盤落下を防いださいに負った重傷の体に鞭を打ち、天帝が地面に打ち込んでいた杭にパンチを一発。杭は一気に沈むも、水脈にたどり着くことが出来ずにアインは力尽きてしまう。
「俺はけっきょく何にも出来ないのか……」
と悔し涙を零すと、その雫が杭の上へと落ち最後の一押しとなった。杭は見事に地盤を貫通し水脈を掘り当て、見事脱出となった。が、アインはそこで息絶えてしまう。
戦いが終わった後、横たえられたアインの屍の周りに集まる仲間たち。そんななか、アインの娘・アスカが父の屍と対面をする。泣いてもいいのよと促す周りに対し、そっとアインの横にしゃがみ、アスカは言う。
「わたし泣かない……わたしが泣いたらパパが眠れないから……」
アインは娘が眠りに付くまで決して眠りはしない、優しい父親だったのだ。周りがさらなる涙を流すと、アスカはおもむろに手袋を取り出し、ケンシロウに渡す。
「こ…これ、パパの……」
アインの魂を託されたケンシロウはアスカを抱き上げ、作中一の号泣。そうして、アインの魂はケンシロウに深く刻まれたのだった。